1119/10000 3月28日(火) 2023
◆シリーズ 3/14~24山形・宮城報告その⑬
本シリーズも今日で最終回
今回の旅をすっかりお膳立てしてくれたタマキさんへの手紙で
ひとまず終了と致します。
タマキさんへ その②
あらたな刺激の機会をありがとうございました。
フレッシュ深堀りの旅でした。
ところ変われば気候も風景も人も気配もみな変わりますね、あたりまえか。
この2年は半径500メートル、その前10年は半径1000メートルで、駅の近くで暮らしていたのですから気分はお上りさんしておりましたわ。
月山、葉山の雄姿、鳥海山はてっぺんだけ、朝日連峰も仙台に向かうバスの中からその輝きを垣間見ることができました。月山は2回、葉山、鳥海山は1回登っています。朝日,飯豊は一人ではムリなので仰ぎみるにとどまりました。そしてなによりも母なる最上川でした。
時々持ち場を離れるのは、いいもんですね、欠かせないな、次はちょっと旅慣れた感じで、と
植物型家付き猫は遠くにまなざしを向けるのでした。この春は今の古い借家から移動しそうな気配もしていて、2年前から引っ越し準備のため鉢上げしている植物を軒先に並べています。本州にベースがあるのも悪くないですね。
おかげさまで、リフレッシュ+ひとつ深堀り、
自分のやりたいことを確かめて強化され、
冬からサジェッションされていたプロジェクトにお力添えも
タマキさんはじめお会いした方々からそれぞれ頂くことができました。
子どもたち孫たち、後世に私たちから伝えるべきものとは何か?
子どもたちが前を向いてよそおい軽く歩いて行けるように。
中世に戻る気配濃厚な今と近未来、
乗り切って縦横無尽に逞しくやっていく人々
暴力的な力にやられてしまう人々
暴力的な力をなんとも感じずなすがままにされてしまう人々
その間を行ったり来たりする人々
ひとりの人間の中に同居してもいます。
願わくは、どうかソフトランディンングで
子どもたちも、この世時間の短い私たちも、坦々とやっていけますように。
そんな大げさな老婆心を必要としていない穏やかなチカラに出会わせてもらいながら
この列島に棲む私たちのまっとうな誇りってなんだろうと
つらつら思われることでした。
預かっている課題は冊子の制作、
夏至までに第一稿を上げる、とスケジューリングしてみました。
仮題は『子どもらに寄せて』
その① 『ひとり孫姫のたみちゃんへ』
その② 『昭和30年の暮らしから』
どんな時代でも変わらないものはあるはず、
高度経済成長以前の世の中を多少なりとも知っている私たちから後世に参考になればと。
連絡し合いましょう。ご多忙のところおそれいります。
早春の宮城、山形、ツバキ、ウメ、モモ、レンギョウ、サンシュユの花々
あれから半月以上、すでに山も畑も春の緑におおわれていることでしょう。
タマキさんファミリーとなかまたちが平安のうちにありますように。
またお会いできる日まで しう子より 4/7