『畑、聞き書き、おすすめしちゃうな』

1114/10000  3月23日(木) 2023
◆シリーズ 3/14~24山形・宮城報告その⑧
今日は、タマキさんの秘書役の芽生さんに宛てて手紙を書きます。

めいさん
お世話になりました。ありがとうございました。
九五郎味噌、山形の姉と帯広の息子とで分けました。
味噌も、生命力のあるものは、やっぱり違うんですよね。
今回の旅は、おかげさまでいくつもの生命力の現場にあわせてもらい
希望を目の当たりにすることができました。
とても印象に残っているのは、その穏やかさで
それはこの国のひとつの希望の種ではないかと思われました。
この穏やかさが侵食されないように生命力をアップしていきたいですね。
すでにできることが限られているシニアと違って
めいさんはこれから何でもできますね。

佐藤家の畑のお手伝い、いいですねえ!
土に触れると触れないとでは全然違いますよね。私も街中で日当たりイマイチの小さな
ガーデンを自然体でずっとやっています。今は、肥料はコメのとぎ汁と台所の洗い水、それに光合成菌、これも自分で培養しています。果菜には米ぬか少々、といったところです。無肥料栽培、仲間内ではけっこうポピュラーになっています。ビッグ・ファミリー・ファームさんも確かそうだと思います。まあ、できるところからめいさんのペースでどうぞ。
 この国の食料・食糧問題は深刻ですから、栽培技術を身に着けて食糧ルートを確保しておくことは危機管理の第一歩ですよね。

農家の女の子のイラスト(将来の夢) | かわいいフリー素材集 ...
畑は、うれしい、たのしい




親孝行したいときには親はなし、を地で行くこの私、親の葬式にも行くことできませんでした。還暦過ぎたころふっと胸から湧き上がってきたんです、
『お父さんとお母さん、胸の内に、外に出せなかったもの、言葉にならなかったものをどれだけ抱えていたんだろうか?』と。今なら親の話を聞くことができるでしょう、ワカカッタときにはとてもとても。

芽生さん
もしご両親、ご親族の方からお話を聞くなら
(ここは、自分史探検サポーターの荒木しう子の登場です)
① 雑談のなかでちらと何気に尋ねるとかして、
  聞いたことを翌日までに書きとめる  上手下手は気にしない
② ちょっとたまったら印刷してみてもらう、さりげなく
③ 聞きたいことをメモしておいて、ここぞというときにQする準備をしておく
④ たまったらファイルに綴じてプレゼントする
⓹ 年表と系図を作ってあげる

そうなると、聞かれる方は
① 生きてきたその当時
② 聞かれて話す
③ 聞かれる準備を心の中でする
④ 話したことが文字になって可視化される
⓹ もっと思い出すことがある
⑥ 新たに意味を発見する、
  新たな意味が向こうからやってくる
などなど、何倍も生きることになります。
聞かれることで、生きてきた自分に自信と誇りが持てるようにもなるでしょう。

お年寄りの手を取る女性のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや


どうかしら、めいさん、
ブログでこれからのあれやこれやの記録をUPしていきませんか?

以上、わたしからのありがとうと、提案でした。
老婆心を発揮してしゃべり過ぎたかも。
もしピンとくるもの、参考になること、やってみようかなと
思うものがひつでもあったらうれしいです、
いっしょにやりましょう。

さあ、季節がスピードアップして進んでいきます、
めいさんにとって 充実+まったりのシーズンになりますように、


あ、もうひとつ、
佐藤家の年中行事をたずねて、できたら一緒にできるところはやらせてもらって
そのノートを作りませんか?
実は私、45年前に母から聞き書きしたのですが、度重なる引っ越しで紛失してしまいました。
農文協刊の『山形の食事』、それと冨田さんの和暦の冊子も参考になりますよ。
結城登美雄さん ご飯は①普段のご飯 ②祭りのご飯 ③祭祀のご飯 と三種に分かれる。
(ちょっと記憶があやふやです。『いのちをつなぐ宮城の食と農』で確かめてね。)
それぞれの献立もおもしろい。私は今一人暮らしなのでつくづく実感されるのは、この三種のご飯はいずれも家族~コミュニティあってこそのもので、ひとりではやっても心もとない、サマにならない、このことです。
久之助お爺さん、節子お婆さんのいらっしゃる佐藤家は宝庫ですよ。



⤵ 早春の摘み草  フキノトウ、タンポポ、ナズナ、冬の毒を出してくれます 4/4