1409/10000 月歴6月18日 太陽歴 7月23日(火)
只今32度、炎天下、今日はとりとめもなく・・・
◆『これぐらい適当なほうが力が抜けていていい気がする』
ふむふむ。
友だちが、炎天下本をもってきてくれました。「軽く読めて面白かった、去年の本屋大賞よ」
『成瀬は天下を取りにいく』著者は宮島未奈さん、1983年生まれ、うちの下の息子と同じか。
確かに軽く読めて面白い。主人公は現在中学生。⤴ 一行目はその中の一節です。
なかみは軽そうにみえて、手抜き無し。
一般庶民、中流家庭とみられる、のどうということない暮らしが、こんなにおもしろいものであったとは、と目が丸くなります。西武百貨店の閉店、自分たちの家族の、地域の人の思いを丁寧に。学校生活、主人公成瀬の際立つ存在感、その成瀬も持っていた人情の機微、同級生同士のかすかな行き違いも見逃さず。でも酷い深刻な問題もなさそう。
この穏やかなバランス感覚がじわじわと来ます。この穏やかさが一般庶民の底力ではないか、と大げさなことが脳裏に浮かんできます。
それから、見逃せないのは、何でもナンバーワン、更に天下を取るべく新たなことに挑戦する成瀬が、毎朝のランニング、出てきたアイディアは流すことなくルーズリーフに即メモ、起業家としての基礎をきちんとクリアしていて努力が習慣化していることです。
巨大な暴力も、巨大な破壊もない。映画化にしたらCGも大して要らないかも(疎いですけど)あるとしたら解体される西武のシーンのイメージとか。当地帯広で只今解体工事中の駅前長崎屋と重なります。こちら滋賀の大津の地域密着度とはかなりの落差が感じられます。
◆話変わりますけれど、昨日指摘してもらいました。
私「ターニング・ポイントの女性の人生の片付けの役に立ちたい」
Kさん「ターニング・ポイントの女性、っていうけれど、
今10代の子供たちが困っているとき、あなたは対応できる?」
私 ( 確かに、できない。IT社会に追いついて行けてないし、追いつくことは不可能、
そもそもつきあいがない。映画俳優、女優、日本も、外国も、ミュージシャンも、
若い人はほとんど知らない、目を白黒が関の山。)
異世代との付き合い、確かに20代以下はゼロに近く、ひとり孫姫とたまにあっても
セリフが出て来なかったりですわ。
◆そんな折に来てくれたこの本、本ですけれどなかなか面白かった。
登場人物はSNSはもちろんスラスラ、その中に、ふっと、あら、同じじゃないとホッとすることがあったりして。成瀬が、言いきった宣言がどれも中途で終わってると気にしていたり、同志の島崎が東京に行ってしまうことに心の隙間ができたり。
で、私の仕事で、役に立てるのは、50歳以下、もっと縮小して66歳以下のおばあちゃん,含む自分、に限定するか、と思案を進めたことでした。
『成瀬、天下を取りに行くく』この続編があり、気になります。
コチコチに集中しようとしているとき、フェイントで異分野、軽くて実はあるあるどうってことない真実が垣間見える、そんな本をもってきてくれた友達とシンクロニシティに感謝です。


















