『ウフフな「論語」』

1336/10000  月歴12月28日 太陽暦2/7(水)2024年

今朝は、今読んでいる
高橋源一郎さん❝現代語訳❞の
『一億三千万人のための『論語』教室』
から
いくつか抜き書きしてみます。

とてもおもしろい。付箋紙が次々と挟まれています。
人生業の答えをゲットしようとして読んでいると
「君はどう思うかね?」と問い返されたり
キマラナイ言葉が返ってきて、孔子さんも
思案途中だったのか、と知ったり
そうそう、もう言ってくれてたんですね、とほっとうなずいたり
美味いこと言うなあ、流石古典!と舌を巻いたり
そうこうするうちに
おお、この世にあることのなんと不可解、豊かであることよ
とじわ~っと来る、やめられません。
500ページ以上197ページ迄来ました。

76 子曰く、君子の天下におけるや、適なきなり、莫なきなり、義をこれ
与に比す。

⤵ 源一郎さんの現代語訳です。一部省略 ない漢字はかなで。
「わたしたち人間というのは社会的存在なんです。学んでいることも、『社会的な真理』であり、『社会的正義』なのです」(「修養」「礼節」ということばから想像される、古めかしい倫理の世界ではなくそこにはもっと別の世界が存在しているように思えてくる。・・・なにしろ、センセイ(孔子)の学校は、現実を変革する政治家を養成することを目的とした場所だったんですから)

⤵私の感想
<そうだったんですね。精神修養のための書、にとどまるものではなかったのですね。
徳、仁、修養、礼節などの古い言葉が突然生き返ります。現政権の椅子に座っている方々が読んでいるとは思えない、蛇足ではなくて。>
 

88 子曰く、古は、之を言わんとして出ださず。みずからのおよばざるをはずればなり。
(ことばでいくら言っても、実際に何もやらなかったら、恥ずかしい。わたしたちがやってるのは、政治学・経済学・歴史学、それらすべてを総合して、現実を変えてゆくための学問なんです。なにか、この世に役立つことをしてください。)

<言えてます。言うだけ、思うだけで人生終わりたくない。政治の場でもね。
政治がダメだと庶民の暮らし全体に影響がある。税率60%以上、うちらの金で中古人殺し機械を爆買いさせられるとか。>

89 子曰く、約を以て之を失う者はすくなし
「不思議なことに、人間っていうものは、絶対絶命のところまで追いつめられると、意外に失敗しないんですね。冷静になる、っていうより、アドレナリンが出て、脳がフル回転するからじゃないでしょうか。あなたたちも、たまには、そういう境遇になった方がいいかもしれませんね。フフフっ」

<2月24日、初自分主催ZOOM講座、がんばるぞ!ファイティン、自分!>

90 子曰く、君子は言にとつにして訥にして、行いに敏ならんことを欲す。
「君子というものの条件は、なんだか知ってますか・まず、おしゃべりでないこと。もう一つが大切、それは、誰よりも先に『動く』ことです。・・・『君子』たるもの、実は、なにかことが起これば、本能的に体が動いちゃうようじゃなきゃいけない。この世界が発する微弱な電波をキャッチするアンテナを持持ってなくちゃ・・・

<インテリだけでなく、生物的な生命カンもスルドク、だな>

91 子曰く、徳は孤ならず、必ず隣あり
「ひとりでなにかをするということはたいへんです。・・・けれどもそれが本質的なことであるなら・・・どこかに、同じように、孤独に真理を探究している人間が、孤独に戦っている人間が、孤独になにかを作りつづけている人間がいて、あなたたちは、かれらと出会うことになるのです」

<沁みる。本気で何かやろうとすると、必ず、絶対にひとりでやるほかないシーンがあるもんな。励まされるなあ>


やっぱり古典はいいですね。
トキのチカラ、人間が選んできた、このこともパワーとしてくわわって、なんとも言えない
豊かさに、得をした気分になります。勇気づけられます。こうしなければダメなことも全然、ヒステリックじゃなくて、納得できます。孔子先生も間違ったりします。音楽大好きな孔子先生、弟子さん一人一人がよく見えてきをつかう先生。隣の『論語』、なんか、村の中にある近所の学習所にゆきかう生徒さん方の姿が見えるような気になってます。ああ、このままでいいんだ、またがんばろ、そんな気になります。政治のことも暮らしなんだと自然に入ってきます。現代語訳で出ているものから古典を紐解いていく楽しみを実行します。源一郎さんに感謝です。

≪ 付記 ≫
私の『人生の基礎打ち講座』もこんな感じでできたらな、と肩のあたりがやわらかくなるのを感じています。①答えを自分で見つけるチカラの基礎を打つ ②これだけはどうしても、は言葉として伝えてわかちあう この二つをまじえてやろうとしています。