『よくわからないのが面白かった』

1291/10000  12月24日(日) 2023
今日は日曜日、
早くも一か月たちました。
帯広児童劇団さんのミュージカル
如月町三丁目のリストランテ』が面白かった、
そのレポートです。

友達のマリコさんとこのお姫さまが団員で出演しているのですが
ザンネン、バッチリメイクしているので
探したけれどもわからずじまいでした。

何がおもしろかったかというと、
起承転結とかの筋がよくわからなかったことが、です。
途中ちょっと寝てしまったこともぁりますけど。
パンフレットに目をやると、

『しかし、そもそも演劇の話の筋はなくてもいい
と思っているところがありそうな作者は
「あらすじ」を正確に考えたことが』なくて
『そうなのです。舞台は
役者たちの美しい動きや、若さや、純真さ、や、優しさや、微笑みや
大笑いや、悲しさや、やるせなさを拾いに来るところ
です。』
『つまりそれはあなたの中にある「誰も知らない物語」です。』

とあります。そうなんだ、ムリにわかろうとしなくていいんだな、と
ほっとのびのびした気持ちになりました。
上の太字部分、その通りだったんです。

子どもたちが、チームで芸術を創りあげる経験って
一生の原体験、支え、生きる力になる可能性は
大きいんじゃないかな、あった、となかった、では
かなり違うのではなかろうか。

それと、こういう、
ふだんの暮らしの中にはない異空間を創ろうと
一生懸命な人たちが、
地元にいる!
帯広の街に、一年がかりで生えて成長して
花咲き実をつけた舞台、
舞台装置、振付、音楽、作曲、脚本、監督
衣装はきっと気分は各家庭総出、メイクもバッチリ。
帯広の街がなんか違って見えてくる思いがしました。

大きな著名な劇団とはまた別の
豊かさと喜びを感じて会場を後にしました。


お気に入りのマフラーと帽子。帽子は私の手編みです。