『花火大会の高い塀と有料席問題』

1218/10000 8月18日(金)2023
毎週金曜日は、◆新生日本起死回プロジェクト
子どもたちが安心してスクスク育つ世の中に変えたい、
希望にフォーカスしつつ、そのいしずえを築いていきましょう。


今日は、ショックだった琵琶湖の花火大会の写真、
花火が見えないように築かれた高い塀の隙間から
花火を見ようとする人たち。
TWITTERに上がったその写真に非難と批判殺到、
中には賛成の人もいます。

そういえば、ここ帯広の十勝川大花火大会でも
塀が立つようになってどれくらいになるだろう?
何となくイヤな感じ、せこっと肩をすくめていました。

TWITTERでその写真に殺到したコメントで
その、なんとなくイヤな感じ、はこういうことだったのか
と腑に落ちました。

空は誰のものなのか?湖は誰のもなのか?
(確かにそうだ)
花火は、亡くなった人の霊の鎮魂でもある
そこに格差をつけるのか!
(そうか、その意味、こころもあったのか)
★花火大会は誰でも気軽にのびのびと
解放感を味わって皆で見るもの
(確かにそれが当たり前だった)

★今日びは協賛金も集まりにくいのだから
有料席もアリだと思う
(それもそうかも。でもな、そこまで景気を悪くしたのは
誰なんだ。頭から腐るとしっぽも腐るか。
素敵な世の中ではないな)
★騒ぐ乱暴者の排除に有効である
(アリかも、でもなんか寂しい)


コロナ前から足が遠のいていた十勝川大花火大会、
『花火は塀の中で見る人と外で見る人がいるもの』
それが当たりまえと子供たちの原体験になるとしたら
怖いです。肝心かなめが抜けてしまっている。
のんびり見ることができた小ぶりの道新花火大会、
今年はないようです。寂しい。




⤵ 今日の夕空です。このような夕空は初めて、空を追って西へ。

『この列島は、放っておけばどこにでも草が生える』

1197/10000  7月28日 ( 金) 2023

毎週金曜日は、◆新生日本起死回生プロジェクト
子どもたちが安心してスクスク育つ世の中の
いしずえを担って参りましょう。
『50歳更年期女性のこころの処方箋』にも
❝次の世代に伝えたいこと❞、この項目がありますよ。


◆ 炎暑の朝、只今「スベリヒユ・デー」になってます。
スベリヒユ、山形では「ひょう」と言いました。土用の炎天下
竈に沸かしたお湯をくぐして、乾燥させます。朝のうちに大ざるに
何杯もとってきたものを。全部母の仕事でした。手伝えばよかった。
冬にもどして油揚げ、ニンジンなどに煮漬けます、これもお母さんが、です。

この夏、30度ぐらいに気温が上がった途端、あっという間にスベリヒユが出現、
発芽には高温が必要なんだ、あっという間に繁茂、MLG脇に少々、
おととい、中央公園の縁で見つけて手のひらに一杯摘んできて
お母さんのやっていたのを、グッと規模を縮小して、干しています。
ままごとですけど。


◆ 盆前には一度草を取ってこぎれいに、と借家まわりを眺める。
放っておいたらどこにでも草が生える、これって私たちには
あたりまえ、ですよね。
ところがそうじゃない、
国土全体が緑で草草木々に覆われているのは
日本とインドネシアくらいなんですって!

「この国では放っておいたらどこにでも草が生える
それがこの国の資源だ」

これは藤井平司さん(無農薬・不耕起野菜栽培家)から
伺いました。

このことは、植物のことだけでなく
私たちヒトにも言えると思っています。
同じ土地に生息しているんですからね。
まわりがどうあれ、大雨が降ろうが、大風が吹こうが
自身の生をまっとうしようと精いっぱいを尽くす。
人間目線の言葉ですけど。
そしてそれがこの列島ではどこでも当たり前なのです。

◆夏だ、祭りだ、ここ帯広でも、メインストリートでの平原祭りに先立ち
ビール祭りも始まりました。

長野県の北相木村長者の森キャンプ場では『旅人の祭り』が始まりました。
出店、出し物、オール手作り、これがほんとの自然体な祭りという感じ。
こんな祭りが列島中あちこちで開かれています。

⤵ 友達の田村イタルのタイムラインから借ります。

10人、群衆、テキストの画像のようです



コロナ蔓延、上がる物価、医療費、税金高騰、軍事費増大、フクシマ原発の汚染水海に排水、マイナンバーカードの不備、などなどネガティブ情報情報満載にもかかわらず
やりたいことはやる、いのちからの声を表現する、ここ十勝管内でもイベント引きも切らず
これって、なんか植物たちと共通の生命力じゃないかな、と私は感じています。
ここにおおいに『希望』を感じています。
そう、実は、今日も◆シリーズ・あくまで希望にフォーカスのひとつでした。
まだうまくまとまりませんけど。

イヤなことはイヤ、ダメなものはダメと声をあげることと
自分たちのやりたいこと、いのちからの声の表現することは
大八車の両輪じゃないかな、と思っています。
イヤなこと、ダメなことをほっておくと、
自分たちのやりたいことができなくなってしまうことは
知っておきましょう。面倒ですけどね。


⤵ こちらはオオバコ、この天気でカリッとうまく干せてます。
膀胱炎に。土用の今が摘み時です。

『小人数でも同時多発になれば』

1190/10000 7月21 日 (金) 2023
毎週金曜日は、◆新生日本起死回生プロジェクト
願いはひとつ、子供たちが安心してスクスク育つ世の中であること。
この国の起死回生に向けて、そのいしずえを担って参ります。

その思い、リサーチの報告など、お伝えしていきます。

きょうは、シリーズ◆あくまで希望にフォーカス~その③
小人数でも気にしない、というお話です。

先週、山崎雅弘さんと内田樹さんの対談の最後の方になんとかまにあいました。
新刊のこのご本をめぐってのお話でした。

Image

その最後の方で何とか間に合って耳にすることができた部分がこれです。
(言葉はこの通りではありません。聞き取った記憶を再現しようと試みました)

『国家権力側が潰す作業は、人力手作業なので、小人数でも日本中あちこちで
同時多発的にNO!の声を上げたら潰しきれるものではない。

このやり方が今のこの国にいちばん合っているのではないか』
(大意・録音をし忘れたとのことです)


真っ先に頭に浮かんだのが、
幕末の『ええじゃないか』(まだ詳しく調べていません。)
次に,2015年夏以来、戦争させないために、あきらめることなく
NO!の声を上げ続けているあの顔この顔。たった一人で毎日、
数人で週1~2,月1~数回
この列島中で同志が行動を継続している。
ここ十勝でも、
キンロクハン~毎週金曜夕方6時半戦争させない訴えと呼びかけ、9年目に入っている。
十勝総がかり行動は毎月定期的に戦争させない街宣行動を継続している。(ここに私もまぜてもらっています。)(敬称略)
他にもたくさんある。コロナが明けたことになって(実態はちがうけれど)
平和集会、学習会、イベントが引きも切らない。
かくいう私は、2015年夏おっとり刀でひとりでスタンディングを始め、
その後週一チラシ作って街宣数年、一時二人で、
体力の限界にきて確かコロナ前から中止しています。

ソウルでの50万人デモは、
壮年期の若い人が中心で家族連れでにぎわっていてステージも
スピーチも力が溢れている。それを動画でよそ目に見ながら、
戦後民主主義年金世代もこの約10年でトシ取ったのも実情、
40代以下の人たちは、今の軍拡重税の政府をどう思っているんだろうか、
なかなか大きなうねりにならないけれど、
列島中にあきらめと無縁でがんばっている人がいるからな、
と前を向く。私たち主権者の課題を数えながら。
もしかしたら、地道に積み上げているところに、
ある日思いがけないところから思いがけない表現で
列島中に展開されるいのちそのものからの声が溢れる、
なんてこともないとも限らない、と想像を逞ししくする。

小人数、表現の拙さ、それも、プロセス、
声かけあって継続していこう、
お若い方々のセンスと知恵に期待しています。
お子たちが安心してスクスク育つ
そして若者が何の心配もなくホームが持てる
新生日本に変えていきませんか?


アジサイ、アメリカノリノキとも @トテッポ工房様
毎年楽しみにしています。

『あくまで希望にフォーカス~その②』

1183/10000 7月14日(金)2023
毎週金曜日は、◆新生日本起死回生プロジェクト
願いはひとつ、子供たちが安心してスクスク育つ世の中であること。
この国の起死回生に向けて、そのいしずえを担って参ります。

その思い、リサーチの報告など、お伝えしていきます。


今日は、・シリーズ あくまで希望にフォーカス~その②、
スモール・ビジネス界で知った素晴らしいポジティブな仕事をなさっている方々何人かを
ご紹介します。


★KRさん  たぶん40代女性
管理職を中心に、外国人の日本の職場とのマッチングのお仕事をなさっていらっしゃいます。
日本の入国管理事務所はご存じの通り虐待、拷問があきらかになって、この国の人権意識は目を覆わんばかり、賃金は韓国にも抜かれアオーストラリアの2分の1、人手不足なのに外国から来てくれるだろうかなど暗い気持ちになって自尊心を保つのが難しい思いをすることが多い、でもネガティブな面ばかりに目が行くと、KRさんのように素晴らしい仕事をなさっている方がこの国の現場を支えていることに気づけなくなってしまいます。
(私の弟夫婦はある大企業の新入社員の寮の賄いの仕事をしていました。インドをはじめ外国から来た社員さんが多いとのことでした)

★YHさん 50代 社員が指示待ちで言われたことしかできない、のではなく、自分から進んで動きたくなる働き方、コミュニケーションの仕方の講師です。
「これじゃ生産力上がるわけない」、15年間のパート経験の一番目の感想です。
こんな仕事をしている人がいるんだ!、ビックリました。

★SBさん 40代 士業の資格取得にたしか15年、社会保険労務士ほか資格をいくつもとり
一番やりたいことは、老人ホームはスタッフの人変わりが激しくスタッフがいつかない、それを、長く働きたくなる職場に変えたい。
友達が何人も介護の仕事をして、一年でスタッフが全員入れ替わる、などなど大変な様子を聞いていたので、これも衝撃でした。


世の中には、このままで我慢するのではなく、なんとかしてよくしたい人々が、その能力を発揮してがんばっているのだ、と知ってびっくり感動しました。
今日ご紹介した3人の他にも、何人も友達になりました。やっている人はちゃんとやっているんですね。
優秀な人材がこの国で能力を発揮できるように、
MUSTでやむなく職場に行くのではなく、楽しくやりがいがあるからWANTで
介護の仕事は肉体的にも精神的にも大変な仕事、その現場をリラックスしてできる
ように変えようとする


個人的な努力には限界があります。
そういう人たちがのびのびと活躍する、そんな国にしたいですね。
この国の仕組みをつくる政治を変えることが必要だし
日本国憲法を私たちの常識にして、その3原則
国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」
共通認識にしていきましょう。
原発が再び爆発する、戦争に参加する~こんなことが現実になったら、
現実になりかねない状況です、
すべてが壊されてしまいます。溢れるネガティブ情報は 押さえるとして、
現場でポジティブにがんばっている人々がこの国の完全崩壊を喰いとめている、
❝あくまで希望にフォーカス!❞です。

今朝の日高山脈、帯広川から望む

『あくまで希望にフォーカスする~その①』

1177/10000 7月7日(金)2023
毎週金曜日は、◆新生日本起死回生プロジェクト
『子供たちが安心してスクスク育つ日本を蘇らせたい』
この願いをこめて思われることをお話します。
時間と体力が限られていて できることが少なくて気が引けております。


6月21日、第211通常国会が閉会した。国会は絶望的である。
話合い、討議がなされてないまま次々と悪法を成立させてしまった。
① 戦争参加への道を開く『防衛財源確保法』 『防衛産業確保法』
② 原発の60年超の運転を可能にする『GX脱炭素電源法』
③ 難民申請中の強制送還停止を原則2回に制限する『入管難民法』の改悪
④『LGBT理解増進法』は「多数者に配慮」の条項を付け加えて成立
⑤ 健康保険証を廃止して『マイナ保険証』に一本化する改正マイナンバー法


野党の自公維+一見野党実質与党政党が3分の2以上を占めてしまい
立憲野党の足並みは揃わない。

話合いをやろうとしない、話し合いができない、これは本当に困る。
判断基準は目先の損得、自分たちの欲得の満足以外にない。
なんて貧しいんだろう。本来の意味での道徳、倫理、品格が欠如している。
道徳、倫理、品格とは何か?
いちばん弱いものを憂いて思いやり具体的に手を差し伸べること。
惻隠の情が湧く人格であること。
いちばん恐ろしいのは、文化の凋落である。
日常の目先のことの先にあるワンダフルなもの、美だけでなく目をそむけたい醜も混沌も
受け入れる感性の広さが失われると、日常もやせ細る、つまらなくなる。

40代以下の世代は、物心ついたときから安倍政権で、
これが当たり前と感じているんだろうか?
50年前、この列島中をデモが席巻していた歴史がほとんど伝わっていないらしい。
そのころが100%よかったわけではないけれど、
ベトナム戦争はダメだ!と声をあげることは普通のことだったのだ。

二度とさはさせじ、と着々と布石を打ち実績を積み重ねてきた 敵もさるもの。
✖奨学金はローンにしてしまった。若者生きていくだけで精一杯になる。
✖教育基本法を変えて
✖選挙制度を変えて、自民党の得票率は25%で、国会の議席は50%
✖消費税を上げて所得税を下げて
✖賃金は30年上がらない  大企業の内部留保は爆増一方
✖コロナ以降、物価は上がり、公的保険料は上がり、医療負担は増えて
年金は減って、郵便局ではばら銭の貯金にも手数料がかかる  などなど
私たちの無力感の醸成に長けている。


ところが、なにがあろうとあきらめとは無縁の人たちが、この列島には多数いてアクションを
続けているのだ。戦後民主主義世代が70代となり、体力的にも頭の方も、IT空気の若い世代にはかなわないのであるが老骨に鞭打って頑張っている。40代以下の若い人たちと共にやれたら
ホント、元気が出るというものです。



『もうこの国はダメだ』、主に男性のインテリ層からこの声が時々聞こえてくるけれど
それはないよ、とビギナー・ババの私は反応する。オンナはおなかの真ん中にイノチをうみはぐくむまるい島を抱いているからね。第一、家族にもなかまたちにも 目の前でお子たちが次々と生まれてきている。お子たちが安心してスクスク育つ世の中であること、このことが、私の願いの核心です。お子たちの自殺者数の更新、若者の死因のトップが自殺~この国は狂っている。


政治は苦手、ほんとは、❝自分たちが望む生き方を作っていくことで❞政治をまわりから変えていければと思って長いこと政治から引いていた。最近あるZOOMの交流会で参加者のひとり、Yumi Nakasoneさん(沖縄・北谷町町議)が訴えました。
「Pファースの水の問題で、私は町議になりました。最近沖縄諸島に自衛隊のミサイル基がどんどん人家のすぐそばに作られて弾薬が積まれている。水のことに気を取られて最近気が付いた。暮らしと生活のことをやっていても、一度戦争になったらすべてが壊されてしまう」

お子たちは希望そのもの、 あくまで希望にフォーカスするにあたって
絶望的な状況をざっと見てみました。絶望は希望の始まり、今が終わりの始まりでありますようにと願いつつ、次回より、希望をリストアップしていく予定です。

ジューンベリー鈴なり あっという間に終わりました。近所で借景





『歴史が全然伝わってないみたい』

1165/10000 6月9日(金)2023
毎週金曜日は、◆新生日本起死回生プロジェクト
今日は、そうか、歴史が伝わってないんだ!と知ったことの
メモ書きをしておきましょう。


そうか、そもそも知らないんだ!
60年前、50年前は、デモが列島中を席巻していたことを、
と知ったのは、先日のあるコミュニティのZOOMでのトーク会でのこと、

正確には1960年の日米安全保障条約反対運動、
1965~1975年のベトナム戦争反対運動、
1968~69年の大学闘争の時代、
1970年の日米新安全保障条約締結反対行動には、
デモもストライキも普通のことだった。
私は活動家でもなく、
そのやり方が100%よかったとも思わないし
それがそのあとの権力側の作戦を
成功させてしまったことの原因のひとつでもあるだろう、
(この過激なところだけががクローズアップされて
伝わっていることもあるようだ)
でもイヤなことをイヤだと行動することは
今よりずっと当たり前のことだった。



このところ国会では与党が専横跋扈
強行突破を繰り返して理不尽な法律を成立させてしまっている。
物価は上がり医療費は増え年金は減り、国民皆保険もあぶない。
子どもたちがこれが当たり前と感じて大きくなるとしたら!
このまま平和憲法が変えられてしまったら
後がない状況である。
イヤなことはイヤと言わないと、と焦る。
トシとともに後続の世代のことが気になるババの危機感がつのる。



ふり返れば、私たち戦後民主主義年金世代の方は
失われた30年の様相とその空気と
それを吸ってきた50~40歳以下の若い人が
肌身で感じて、心で思って
あるいは言葉にならないことは
わからないのではなかろうか、
確かにピンと来るまでには至らないだろう。
50~60年前に、1920~30年のことを言われたって
まあ、鼻にもひっかけることもなく
ピンとも来なかっただろう。

昔はよかったなんて話ではなくて
昔と今のいいとこどりして
そう、そのZOOMでのトーク会のテーマ、
今をどう生き延びるか、
このことに向かって
世代を超えて
具体的なノウハウを、哲学倫理常識付きで
身につけていきたいと
これを書きながら思った。
私が具体的に役に立つには何ができるだろうか?
それをうみだそうとしながら。

GLでヒメイワダレソウ、のようです。@夢の北広場




『生きてるだけですごいんだ』 

1149/10000 4/27分 5月14日(日)記 2023

今日は昨日行って来ました講演会のレポートを致します。
その講演会はこちらです。

『ゆめパのじかん in とかち 輪~むでつくるみんなの居場所』
西野博之氏講演会
「居場所のちから~生きてるだけですごいんだ~」

◆会場はほぼ満員、生まれたばかりの赤ちゃんから米澤市長さん迄、社会の中堅どころの方々の熱気があふれていました。

西野さんのお話に先立ち、地元十勝で居場所づくりをなさっている方々=輪~むの皆様のご挨拶があり、こんなに多くの人がすでに活動してるんだ!とびっくりしました。30年前と比べたら進歩している、それは世の中が大変になっているから、これも事実ですね。



『日本の若者の死因のトップは自殺、小中高校生の自死者は2022年再び過去最高を更新
 自分を素晴らしいと思っている自尊感情を持つ子供は20%、
 こんな先進国はない、日本だけ』

 西野さんのお話には、はじめからビシバシ来ました。



① 学校に行けない、学校を中退した子供たちの居場所つくりにかかわりはじめたのは1986年、以来幾多のクレーム、困難を乗り越えて川崎市で公設民営の『フリースペースえん』を開設、行政と民間と共同でつくった『川崎市子ども夢パーク』の所長を2021年まで16年お勤めになりました。

② 子供たちの居場所では
居場所のない子供たちが安心してなにをやってもOK
評価されない 上からの押し付けがない そのままの自分でいい

③ 居場所を得て、自己効力感=私ってできるじゃない!をゲットするには
 ・焚火を囲む ・暮らしを取り戻す ご飯を一緒に作って一緒に食べることから

 ・消費脳から生産脳へ


④ 話し合いを重ねる
川崎市とのコラボに当たっては2年間で300回の 話し合いの場を持った

⑤ 地元のネットワークが大切
 プロとしてやってきたこと、得意なこと、できることを提供しあってやっている

⑥ ゆる親でいい
 明治維新以来の、戦争の兵隊を養成するための管理教育に合わせる必要はない
 限界が来ている

⑦ 民意が変わってきている
 自分たちの生きやすい社会をつくる実践が全国で広まっている
子ども食堂は全国に7000か所開設されている。



◆ 『日本の若者の死因のトップは自殺、小中高校生の自死者は2022年再び過去最高を更新
 自分を素晴らしいと思っている自尊感情を持つ子供は20%しかいない、
 
こんな先進国はない、日本だけ』
2年前このことを知りずきゅんと来て
生きるために生まれてきた育ち盛りのお子が自死とは
管内でも珍しいことではないという。
信じられない、信じたくない。

以来『子どもたちが安心してスクスク育つ世の中に変えるために
その基礎の基礎を担おう』
では私に何がができるだろうか?
と思案を続けてきました。
このリサーチのためにも参加したわけです。


西野さん
 ご飯をいっしょに作って一緒に食べることから
『 消費脳から生産脳へ 』


これはもうビシバシきまくりです!
30代、長野県の山の中の一軒家で電気ガス水道ナシの暮らしのなかで
ふたりの息子を育てた経験の中で
その土地、清水平の地母神に与えられたことばが
『うむ・はぐくむ・わかちあう』だったからです

もう一つは、13歳まで高度経済成長以前の世の中であったこと、
人口の約50%が農業だった時代を知っている世代として
その中から、いつの時代でも変わらぬものを
後世に伝えようとしているからです。

更に、『 自分は大切な存在だ』と身の内からふつふつと湧き上がってきたら
自分たちの望むそのものをつくるのと並行して
イヤなことはイヤだといい、ダメなことはダメだといえる自分と環境をも
つくっていこうと、子供たちに伝えたい。
子どもの権利を教えたい。されるがままになっていてはダメと伝えたい。
でないと、気づいたら根こそぎやられてた、徴兵令状が来た、なんてことになる可能性が
否定できなくなってるから、すごく心配です。

◆すでに30年以上実践され実績を積まれ
こうして身を挺してリアルでお話なさっておられるお姿に
会場の多くの人が勇気づけられたに違いありません。

国会の様子などウオッチしているとその常識の欠如と人倫の凋落に愕然とする、
でも諦めることができない。なぜなら
こうして、自分たちの望む未来を今作っている人々が列島中にいること、
少子高齢化社会とはいえ、家族、友達に次々に赤ちゃんが生まれているからです。
あくまで希望にフォーカスしています


では限られた残された時間で私にできることはなにか?
あれこれ浮かんでいるアイディアに、ハッキリとしたメリットを加えて
友人知人にたずねながらつくっていこうと気持ちを新たにしました。




⤵去年の葉ばかりで、まさか枯れてしまったのか?と近づいたら、ちゃんと新葉を出していました。ヤチダモの大木@大通公園

『宮台さんとTAKAさん』

1136/10000  4月14日(金) 2023
今週から、曜日ごとにテーマを決めました。
おおまかですので変わることもあります。
毎週金曜日は◆新生日本死回生プロジェクト
この国のこどもたちが安心してスクスク育つ世の中の
石垣の石を、ひとつひとつ手で積んでいきましょう。

希望にフォーカスしてポジティブな情報をコレクションしております。


先日 おお!とびっくりしたのが
社会学者にして博覧強記、無双の論客、宮台真司さん
ロックバンド、ONE OK ROCKのフロントマン、TAKAさんとの
この2ショット。
⤵宮台さんのTWITTERより。
宮台さんのこの笑顔、相当に深い。
TAKAさんが東京ドームでのコンサートに、
一命危うしの大怪我から回復した(途中なのでは?)
宮台さんをVIP席に招待したそうな。
宮台さんが襲撃されたときにはTAKAさんはすぐ
安否を問うていたそうです。

画像


宮台さんのこの笑顔を私なりに勝手に読みといてみると・・・

どこをとっても絶望的に見えるこの国に
不敵な希望を据えている。
その不敵な希望を若い次の世代に送ろうとしている。
宮台さんの息子さんほどの年齢の若いTAKAさんとの
相通ずるものがそうさせている。
一方的に上から下へ、ではなく
お互いのシナジー効果で。

立憲民主主義が機能しなくなっている。
ひとつ明らかなのは
公教育の場で
現代史、日本国憲法、人権教育、
それに哲学を学ぶ場がほとんどない、
なくされてきてそのうえ
歴史修正主義が攻勢を強めている、
この事情がある。

立憲民主主義は貴重な、尊いもので
なくしてはならない。
私たち戦後民主主義世代は何とかならないかと
胸を痛めている、でも
若い人達の大人数の声があがらない。

巨大にみえる瘡蓋は
落ちるのまかせるほかないのかもしれない
NO!の声をあげても仕方ないのかもしれない、
でもとばっちりを受けないように。

それをなんとかする手立てはないのか?
子どもたちが自殺しなくてすむ
私たちシニアがちぢこまって下を向いて息をつながずに済む
そんな世の中にしたい。


立憲民主主義+アルファ
アルファからの声がきっと上がる
イノチそのものからの声があがる
と思いたい。

農、魚、林業の基礎産業が衰退して
IT、AI、はてはChatGPTの今、
身体能力、身体感性が衰えてはいるけれど、
イノチそのものからの声はきっと上がると
思いたい。
パーセントは少ないかもしれないけれど
そう生きているネイティブ日本人は
列島中にたくさんいて健闘、奮闘している
中小ビジネス界でも、すごくクリエイティブに
挑戦してがんばっている人が少なくない。
あくまで希望にフォーカスです。
目の前でなかまたちに子供が生まれてくるし
私の孫たちも目に見えるように大きくなっていく。


ミュージシャン、それもボーカリストの
TAKAさんとの相乗効果で発生する
宮台さんのこの笑顔を
勝手に読みといてみました。

どこをとっても絶望的に見えるこの国に
不敵な希望を据えている。
その不敵な希望を若い次の世代に送ろうとしている、と。


⤵ お二人に満開の花に初々しい葉を出してきた
  帯広のサクラを送ります。

『笑いが一番、笑わなかったらマケ』

1123/10000 4月1日(土)2023
今日から4月、実は今は12日の朝です。
今月中には当日投稿に戻そうと試みております。
❝急いてはコトを仕損じる❞

さて今日は、昨夜11日の
村本大輔さんとせやろがいおじさんのスタンダップ・コメディ公演@帯広。
会場は街中の繁華街ビルの五階、A.C.Eさん(前日に会場捜索、確認)
のレポートを忘れぬうちにしておきます。アトランダムで参ります。

⤵主催のお母さん方 勝毎に掲載

3人、テキストの画像のようです


◆ウトさんが軽く会場を和ませてくれた後、いよいよ、わあ、ナマ・せやろがいおじさんだ! 会場、これがほんとの、万雷の拍手!この後、爆笑に次ぐ爆笑、+おおむね大の拍手の3時間。
◆ 切れ味スルドク、言葉は直截、忖度ゼロ。これでいいんだよな。
 原発、辺野古、沖縄、統一教会、公演にまつわるあれやこれやの詳細、坂本龍一さんとのエピソード・・・最後の最後に
子どもたちの自殺のこと、じ~~~んときてグサッと胸に刺さった。
子供たちが自殺なんて考えないで安心してスクスク育つ世の中に戻すためのアクションが最優先の課題だととらえているから。子供たちは空気を肌で感じている、その通りだ、ぴったり刺さる。
とても3時間では足りない、名残惜しそう、村本さんとせやろがいおじさんも、私たち観客も。

◆ 言葉、それが出てくる瞬発力が、プロとは言え、スゴイ!
 どの問題も当事者には一筋縄では行かず一刀両断できるものではない、
 正か邪か、その間のグラデーションをどれだけ感じ取ることができて、しかも
 ほんの少しでも正の方に向かえないものかと頭と心をめぐらす。

◆お笑い芸人って、HSPでなかったらつとまらないんでなかろうか。
(HSP= 感受性がとりわけ敏感できめ細かい人)しかもその敏感さをそのまま出したのでは芸がない。職業となるには、一回り大きな表現を防具として、頭と肌で作り上げ、言葉で表現することが必要で、それがやりたくてたまらない+それを貫徹せずばやまじ、こんな才能を持ち合わせたお二人でした。

◆会場は、爆笑に次ぐ爆笑の渦、問題が深刻でワーっとは笑えないものもあったけれど。
深刻なことを深刻だけでは負けそう、笑って話せる心の余裕がほしいよな。
笑いが一番。笑いは武器。一般庶民は陽気なのだ。(宮本常一『絵巻物に見る日本庶民生活史』)
◆70~100人くらいはいただろうか?いつもの知ってる顔は、17,8人くらい。ざっと4分の3は知らない方でした。このことがとっても新鮮!
やっぱりリアルで会えるとうれしくて生まれるチカラが違う。
札幌で道議会議員に立候補したたのもしいまきさんともすぐ仲良しになりました。

◆『新生日本起死回生プロジェクト』
4分の3は初めての方、リアルで会えるとやっぱりうれしいなかまたち、爆笑に次ぐ爆笑の3時間、全国を直接ネットワークでまわる芸人さん、
笑いが一番、笑わなかったらマケそう。
❝あくまで希望にフォーカス❞を確かめた一夜でした。


ゲットした ばかりのを着込んで出かけました。

『私たちはよみがえることができる』

1111/10000  3月20日(月) 2023
◆シリーズ 3/14~2 山形・宮城報告その
今日は、宮城県石巻市の牡鹿半島の南側の付け根の蛤浜の
『浜の暮らしのはまぐり堂』さんに宛てて手紙を書きます。

蛤浜は世帯数が九つのの小さな漁村でした。東日本大震災と大津波で3世帯人口7人に激減、4人にひとりが60代以上、
蛤浜出身の亀山貴一さんは、愛する蛤浜の暮らしを時代の要請を見据えつつ後世に伝えようと、水産高校教師を辞めて復興と事業に取り組みます。

亀山貴一様
  理子様 
菅原尚子様


先日は、押切さんについて行って寄らせて頂きまして ありがとうございました。
ちいさなめんこい蛤浜、ここで代々 海、山、土とともに暮らしを続けてきた人々、そして
3.11、その後の復興のシーンを想像しようと試みました。
ご本拝読いたしましてふうーっと大きく息をしました。
① 復興への思いと決断
② 事業計画と調整の過程 現場での奮闘と微調整
③ VIVIDなネットワーク  思い 技術 資金
私たちの20代.30代と全然違う、比べても詮無いことですけれど、
感嘆の連続です。
ご苦労さまでございます。

きちんと事業計画を立てて思いを可視化
貴一さんのご本より
貴一さんのご本です。頂きました。

階段を登って高台へ、
『浜の暮らしのはまぐり堂』さんの第一印象は、あまりにも素晴らしく
私は魅了されて息を飲みました。
あこがれの縁側、障子、そしてその透明感!
蛤浜代々の歴史と、3.11の後の12年の結晶をまのあたりにした感じがしました。
材を担いで坂を上った人々の生命力、
再生に力を注いだ思いと技術、マネジメント、
ほの暗さ、趣向を凝らした飾り物、心の余裕などなど 偲ぼうと試みました。


尚子様
石巻発 プリコロール・プロジェクトのこと、押切さんに聞きました。
一歩も二歩も先を行く企画で、手先そう起用でもない私は追いついていません。
お手作りの技術をお持ちの尚子さんは、きっとあれこれアイディアが湧いていらっしゃることでしょう。❝主婦の手づくり❞から一つランクアップしたグッズと 住まいを共にできたらと想像するとワクワクしますよね。


理子様
お名刺にびっくり!『ネイティブ・ジャパニーズ探求家』!おお、来ましたねっ。
実は私はネイティブ・ヤポネシアンNative Japonesianと勝手に呼んでいます。北海道から沖縄までの列島に棲む、地生え、海生え、心映えの人々のことです。
私たちのまっとうな誇りってなんだろうか?とつらつら思われています。
今回結城登美雄さんに50年ぶりに会えてこのあたりにごっついチカラを貰うことができました。結城さんの『何としても伝えたいものがある』、はまぐり堂さんの蛤浜LOVEと相通じていますよね。

ついでに、ヤポネシア・ヒットソング『ヤポネシア・フリーウエイ』なる内田ボブの歌もあるんですよ。(すでにご存じでしたらごめんなさい。ご興味ありましたら検索お願いします。リンクが貼れません・汗)



3.11から満12年、被災の様子はテレビでしか知らず、復興の現場も知らないで一足飛びに初めての被災地、幸運にもはまぐり堂さんを訪ねることができました。
伝統的な暮らしを受け継ぎつつ、地殻変動、気候変動、社会変動とつきあいながら微調整を重ねて答えをどのように創っていくのか、そのプロセスの躍動に目を見張り、
『私たちはよみがえることができる』、このことを目の当たりにすることができました。

残された時間を(ばばとしてまだビギナーですけど)、子供たち孫たち、後世に伝えるべきことを伝えることを一つの柱にして過ごそうと意気込むものの、 作業のスピードはトシなりで、アップデートする力もお若い方々にはとてもかないません。私なりにすること、できることをしぼろうとしております。そんなわけで皆様の編集会議にも耳をそばだてておりました。
もし北海道十勝地方にいらっしゃることがありましたら、新得の協働学舎さんほかご紹介いたします。


ネイティブ・ヤポネシアン・ネットワークの息吹きが
この列島をきっとよみがえらせることができる、この思いを強くしました。

石巻~蛤浜の日々、おだやかでありますように。
                   感謝を込めて


⤵蛤浜全景 前出 貴一さんのご本より