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毎週金曜日は、◆望む未来を今つくるー政治は身近・気軽に政治
苦手と言っていられなくなった政治のことあれこれです。
今日は、FACEBOOKで友達になった熊本の竹山さんが送って下さった『恵ちゃんは生きる』の中から、恵ちゃんたちの活動の一つ『土曜会』を紹介します。
太平洋戦争敗戦後2年(私の生まれた年です)、恵ちゃんは円治さんと結婚します。そのころは民主主義という新しい価値観がいきなり登場し、人々はどう生きていったらよいか分からず右往左往していました。
円治さんは、何とか人の役に立とうと運動をおこし、自分も民主主義とはいったいどんな世の中か学ぼうと、友人と一緒に「新生活文化連盟」を立ち上げ、月に二度土曜日に学習会を開きます。それか『土曜会』です。
みんな学習することに飢えていて土曜会は盛況でした。
初めに、大学の先生を招き哲学の講座を開き、世界と日本の哲学・思想を教えてもらいました。他にも楽しく取り組みやすい、料理・育児教室、レコード・コンサート、スクエア・ダンス教室なども催しました。
次の会の企画、案内のハガキ、ポスター貼り,剝がれたポスターの貼り直しと多忙でした 会が終わると、学習した内容を円治さんがまとめたのを恵ちゃんが鉄筆でガリ切りをして謄写版で印刷して会報を作りました。夜なべ仕事できつかったけれどがんばりました。
この会報は箱に入れてとってあります。その紙面からお二人の思いの深さが伝わってきます。
(今から50年ほど前まではコピー機がなくて謄写版印刷でした。私はこのガリ切りが好きで高校生のときその通信教育をとったもののすぐやめてしまいました。通信教育の全国大会が山形でありガリ切りの講座もありました。文集、テスト、資料とみな謄写版印刷の手刷りでした。)
当時の頑張りが伝わってきます。頭が下がります。私の世代になるとだいぶなまってきていたと思います。
さて、2015年夏に安保法制が国会に上程され全国的に反対行動が起きたとき、私の頭にひらめいたのは、プラットフォームつくりでした。すでに立憲各野党の方々は長年の実績があります。そのころよく顔をあわせる若い友お母さんたちがやっていた、美味しい自然な食べ物をいっしょに頂きながらの学習交流会に混ぜてもらうのがとても楽しくて、こんな感じでできたらいいなと思ったものでした。
この一年、コロナのおかげであれこれ思案した『新生日本・起死回生プロジェクト』項目のひとつがこのプラットフォームです。
⑧ プラットフォームをつくろう
定期開催する 記録する アクションする 蓄積する
これを恵ちゃんたち、立憲野党の人たちは実践を積み重ねておられます。ここ十勝でもお母さん方を中心に学習会を続けています。
この国の政治は今、どこから手をつけたらいいのかわからない状態です。まっとうな政治を新たにつくるには、地道に一歩一歩、日頃の学び、信頼関係が基礎の石垣の石として欠かせません。私も、哲学、民主主義とは何かから学びたいです。
そして、家を建てるときに設計書が必要なように、『総合計画・行程表』をつくって随時調整を加えながら、あの手この手でなんとかできないものかとうづく老婆心をかかえる身として(といっても一人では何ができるわけでもありません)、恵ちゃんのご苦労と実践に頭が下がりました。