『息子からのラブレター』

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毎週木曜日は、◆子どもらに寄せて ①子どもたちに伝えたいこと ②私の来し方 のうち
今日は②で、
三井住友信託銀行様の『わたし遺産』に応募する原稿を書きます。締め切りはこの30日と迫って来ました。字数は400字以内です。
では書いてみましょう。

題名  息子からのラブレター

『ひらいてね。/ おかあさんへ
おかあさんいつもおこらないでくだ / さい。そして、いつもいつもやさしくしてく / ださい。そしていつも心(こころ)を、こめて / いて下さい。5/12(日)よう日 』
  破ったノート一枚を四つ折りにして書かれた上の息子からのラブ・レター、これが私の
「わたし遺産」です。そのとき息子は小学校2年生、1985年でした。
 家庭を持ったら絶対に、なんでも話し合える和やかな家にする、という夢もどこへやら、
私はいつもキリキリカリカリしていました。息子たちにあまりにダメ出しばっかりする私を、
「追いつめてはいけない、どこかに逃げ道を用意してあげなくては」と、殆ど家に居ること
のなかった父ちゃんが諭したものです。
 不思議なことに息子たちは、母親の過剰なテンパりを受け継ぐこともなく独自に大きくなってくれました。<母親の目には、自分がはっきりと言葉に出せないけれども一番伝えたかったことをからだでキャッチしてくれている気がするのですけれど、息子たちにはどうでしょうか?>
 この「わたし遺産」は、母の形見の簪と鼈甲の飾り櫛の桐の箱に納めて大切に保管しています。

 これを寝かせて29日までに推敲します。<>の部分は大幅に書きかえるか省きます。

このブログをご覧下さった方にのみ、我が家の秘宝を特別公開致します。

私って“おかあさん”なんだなあ

  

納めている母の形見の桐の箱と髪飾りです。こちらも家宝です。