『三ヶ月だけでいい、好きなだけ買い物して好きなだけ寄付をする』

毎週月曜日は、◆小さなビジネスを始める にあたってのあれこれです。

このブログを始めてまもなく1年、若い方ならITを駆使してとっくに実績をあげてますよね。スローペースに加えてコロナときまして、課題を整理してと少しづつ進めております。スピードアップせねば。作業と思考、それに学び、と時間の収支は常に赤字を実感中です。

今日は、『三ヵ月でいい、好きなだけ買い物をして好きなだけ寄付がしたい』という本音を吐露します。

★ このところ立て続けにお金の話に接しました。

 こうなる前にもっと儲けておけばよかった。そうできていたら閉店かと悩む小規模事業家に援助ができたのに   ー 投資家を目指している友達

★ 始末大明神の御宣託にまかせ、金銀を溜むべし。是、二親の外に、命の親なり。・・・時の間の煙、死すれば何ぞ、金銀、瓦石にはおとれり。黄泉の用には立がたし。然りといへども、残して、子孫のためとはなりぬ。  ー伊原西鶴『日本永代蔵』

★ 「このくらいもらって当たり前だ」という感覚は、自己評価にも結びついていて、私などは「このぐらい贅沢できて当たり前だろう」という精神を常に保持しようとしています。・・・ですが、世の中にはデフレマインドが浸透しています。・・・「必要」の水準が自己評価に結びついているため、「デフレマインド」に陥ることで、自己評価もどんどん低くなってしまう。今の時代には、そういう傾向が見られると感じます。  ー白井聡さん『武器としての「資本論」』

★ これを13歳で知って得心していたら!今頃は余裕で、

すでに素養もまずまず積み終え、厳選して寄付して、愛する人びとにプレゼントして、静かな土地でMy Little Gardenのケアにいそしみながらそそられる新刊を取り寄せては読み、同志たちとこの列島の新生にむけてせっせとアクションを積みあげ、若い人たちを物心、金で支えて、米をつっくてもらい、ばあちゃんたちは年中行事を担当する・・・普段の暮らしはごくごく慎ましく、年何回かコンサート、美術館、旧友に会いに出かける・・・縁側で野菜、山菜をさばいたり干したり、米は籾で豆も3年分氷温庫に備蓄してある・・・

そんな暮らしをしていただろう、または、かもしれない。

★ “おかしい、こんなに心根のよい私がお金に不自由しているなんて!”とふとヒラメイて15年くらいになる。

そう、私はお金には一生不自由するものと、なんとなくデフレマインドに洗脳されていたのだ。実家はいつもお金にきゅうきゅうしていたし。今思うと、卑屈だった、自尊心に欠けていたとわかる。自営の八百屋が失敗だったのもそこだった。

今白井さんの資本論の本を読みながら、考えはじめた。・なぜフツーの就職をしなかったのだろうか? ・なぜ代わりにフリーターの仕事しか思い浮かばなかったのだろうか? ・なぜ自営業の経営が下手糞だったのだろうか? ・なぜうちの息子たちの父ちゃんは敗戦後生活のために稼ぐことを止めたのか、作品を売ろうとしなかったのか?

それを、自己責任、個人の好みの問題ではなく、社会、資本という視点で見ることを始めている。

★ デフレマインドからの脱却、このことが課題となって迫ってきてかれこれ20年、あと30年といわない。10年若かったらなと思わないこともないけれど詮無いこととあきらめて、途中までとなってもしょうがない、FREE FROM MONEYという長年の課題を果たそうとしている私は素晴らしい!

お金のことにも頭を柔軟にしておこうと心しています。コロナとともに金銭感覚、経済状勢も激変しそうです。

3ヶ月でいい、好きなだけ買い物して、好きなだけ本を買って、好きなだけコンサートに行って、好きなだけ寄付するために。3ヵ月後は再びいつもの質素な暮らしに戻ります。 GOOD LUCK!

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