『君たちはどう生きるか?』

毎週水曜日は、🔷読む・書く・話す

ずいぶん範囲が広いですね。

今日は、

『君たちはどう生きるか』からのメモです。

170万部以上売れたそうです、ご覧になりましたか?

息子に頼んだら着いたのは、この漫画本の方でした。

おかげで、寝る前に足湯しながらざっと読めました。

★ 二十歳前後のころがよみがえります。

「チボー家の人々」「ジャン・クリストフ」「戦争と平和」「カラマーゾフの兄弟」等々、夢中になって読みあさりました。

『・・・そういう書物を読み、立派な人々の思想を学んでゆかなけれいけない・・・まず肝心なことは、いつでも自分が本当に感じたことや、真実心を動かされたことから出発して、その意味を考えてゆくことだと思う』

身にしみる。これまでの60年以上、もの思うようになった13才頃から、自分の人生は、これだった、と思いました。

★ 『・・・できるだけ学問を修めて、今までの人類の経験から教わり・・・まだ解くことができないでいる問題のために、骨を折り、その上で何か発見するために、今日の学問の頂上にのぼり切って、その頂上で仕事をするんだ』

これはほんの半歩くらいしか追い付けそうもない。

その頂上で次のことをなそうと邁進なさっていた姿に出会っただけでもありがたく、畏れ多いと思います。

おそるべき後世の方々をひそかに応援することは精一杯やります。

★ 消費と生産のこと。

『君は、毎日の生活に必要な品物ということから考えると、確かに消費ばかりしていて

なにひとつ生産していない。しかし、自分では気がつかないうちに、ほかの点で、ある大きなものを、日々生み出しているのだ。それは、いったい、なんだろう。』

うちの息子たちの父ちゃんが小躍りして喜びそうだ。そう、その答えが知りたくてここまで来たのだ。

『その答えは、自分自身で見つけること、それが肝心だ』

はい、とうなづくよりほかありません。

★ 『人類の進歩と結びつかない英雄的精神もむなしいが、

英雄的な気概を欠いた善良さも、同じようにむなしいことが多いのだ。』

はい、その通りと思います。

★ 『しかし、コペル君、お互いび、この苦しい思いの中から、いつも新たな自信を汲み出してゆこうではないか?。ー正しい道に従って歩いてゆく力があるから、こんな苦しみもなめるのだと』

はい。

★ 清々しくみずみずしい言葉の力に心身共に洗われる思いです。

やっぱり、本 です。用事、用事と実務遂行の只中で、ほしくなるのは、本です。

今度もアタリ!でした。

好きなだけ本が買えて、本に埋もれて暮らしたいです。

いつもみずみずしくいられますように。小松菜の芯です。冬を迎えてありがたい息吹きです。