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毎週金曜日は、◆新生日本起死回生プロジェクト
子どもたちが安心してスクスクのびのび育つ世の中の石垣の石を
一つ一つ手で積んでいきましょう。
❝今日の夕ご飯、何にしよう?❞と同じ感じで、
政治の話ができるようにならないだろうかと願っています。
子どもたちと私たちの未来のために。
あなたは、どう思っているのかしら?知りたいです。
30~50年前ならありえないことが次から次へと起こるこの10年ばかり、
30~50年前を知っている世代の私たちは危機感を募らせています。
先日も、小中高生で自殺してしまったお子が、史上最高だった昨年を上回ったとのニュースには、昨年以上に胸がつぶれ言葉を失います。
私たちはなぜ生きるのか?
その答えをたったひとつと言われたら、それは、
子どもたちが安心してスクスクのびのび育ち
その命を次の世代につなぐこと、
それ以外は考えることができません。
絶望的な状況の中で希望を抱くことができるのか?
コロナ以後、考える時間ができて、あれこれ考えてきました。
絶望的な状況、それはあってはならないものであると同時に
そもそもあって当たり前だったのではないか、
そのことに気づけていなかっただけではないのか、
脳天気過ぎたのではないか。
絶望の底は幾重にもなっていたと知らされている今、
ここをスタートラインにする他にない。
V・E・フランクルの『夜と霧』を読み返さねば。
見たくもないここをよくよく見据えて
一歩一歩望む今と未来に向かって歩みを進めて行こう。
そしてそのために必要な作業を
『新生日本起死回生プロジェクト』として
このブログで考え続けてきました。
このことをズバリズバリと明快に書いた本を教えてもらいました。
『アクティブ・ホープ』この本です。
まだ前書きしか読んでません、それだけでもうワクワクと力が湧き上がって来ます。
思想を言葉に出来る、
このことがどんなに生気と勇気と希望を与えてくれるものであるか!
『 知は力 』ですね。
いくつか書き写します。(改行は私です)
『そう、ここが私たちの出発点だ・・・
この時代が私たちに突きつける、直視するには辛すぎ、理解しがたく、受け入れるにはあまりにも混沌とした現実を認めることから始めるのだ。
私たちは、このことを励まし、一層生き生きと生かしてくれる素晴らしい旅路の出発点と考える。
そして、この旅路の目的とは、
アクティブ・ホープという贈り物を探し出し、差出し、そして受け取ることである。』
『あまりにも圧倒的な試練に直面したとき、私たちは、自分の行動など大した役には立たない、と感じるかもしれない。
だが、私たちがどんな風に反応し、自分の行動にどれくらいの意味があると考えるかは、希望というものについて私たちがどう考え、感じるかによって決まるのだ。』
『アクティブ・ホープとは行動である。・・・
まず、現実をはっきりと認識すること、
次に、ものごとがどんな方向に動いてほしいのか、
どんな方向に動いて欲しいのか。どんなことが大事にされるようになってほしいのか
という意味で、自分の望むものを確認すること』
そして三つめに、自分自身を、あるいは自分が置かれた状況をそういう方向に動かすために
行動を起こすことである。』
『危機を認識し、何とかしようと立ち上がるとき、私たちの中で何かパワフルなもののスイッチが入る。
目的意識が芽生え、自分の中に、そんなものがあることさえ知らなかった強さを見出すのだ。何かの役に立つということは。私たちをとても生き生きさせる。自分の人生がより意味のあるものに感じられるのだ。』
『私たちが置かれているどうしようもない状況と向き合うとき、「これまで通り」を続けていくことはできない、とわかる。
わたしたちが上手く対処するのを助けてくれるのは、自分自身よりもはるかに大きい何かにしっかりと根を下ろす、ということの体験だ。・・・
それは私たちに、世界を枯渇させるのではなく、逆に豊かにする生き方を指し示す。
と同時に、アクティブ・ホープという贈り物に私たちを導く』
どうでしょう、今私たちが取るべき心構えが網羅されて示されていると思いませんか?
あと300ページあるのです、28日の返却日までに最後まで読めなくても
この「はじめに」だけでも出会えてよかった、と心が鎮まるのを感じています。
どんなに絶望的な状況でも絶望できない人々がいて、
この世界を全崩壊から逃れさせている。
この国はどん底まで行かなければ立ち直れない、という人々がいます。
その感知はやむを得ないとしても
なんとかなるべくソフト・ランディングでここを乗り越えることはできないものか、
そう心から願って、あくまで希望にフォーカスしています。
子どもたちが安心してスクスク育つ穏やかな世の中の石垣の
小さな石をひとつひとつ積み上げていきましょう。