『お父さんが戦争グッズを蒐集すると言ったら』

1133/10000 4月11日(火)2023
今週から曜日ごとにテーマを決めました。大まかですので
変わることもあります。
今日の火曜日は◆子どもらに寄せて
久しぶりに◆ひとり孫姫のみいちゃんへに戻ります。

ひとり孫姫のみいちゃんへその⑪

今日は、政治について話しましょう。

みいちゃんは、政治のこと、考えたことがありますか?
政治についてどんな情報を持っていますか?
中学、高校でどんなことを習ったのでしょうか?

みいちゃんがどんな情報を持っているのか
どんな風に考えているかわからないのですが、
今伝えておきたいことがあります。

私は生まれてから68年間
『日本が戦争をすることはない』
このことを空気のように当たり前と思って
生きてきました。
(正確には、戦争と全く無縁ではなかったのですけれど)

それが、2015年夏、平和安全法制、通称安保法制が
国会に上程されたときに、しまった!と臍を噛みました。
戦争ができる国にするために着々と手を打って来ていたことに
気づくことができず何のアクションもしてこなかったからです。
政治なんて・・と斜にかまえて長い間選挙にもいきませんでした。

安保法制が強行採決で成立したことになると、あっという間に
帯広の自衛隊第5旅団が南スーダンに派遣されることになり
(これは中止となりました。)
一度中止となった軍用飛行機オスプレーは昨年十勝にも
飛来して人家の上を低空飛行、飛行地域を全国に広げています。
日米合同訓練も規模を拡大しています。

今この国の政府は福祉予算を削って軍事費を激増させようとしています。
教育費も信じられない、50年前は、国立大学の授業料は一年で12000円、
奨学金に利子なんてつくわけがなかったのです。

自分には政治なんて関係ない、と20代後半からの20年くらいは、そう思っていました。
実は私は政治は苦手分野で理解にも時間がかかり、
他のやり方で世の中にかかわりたいが本音でもあります。

しかし、曲りなりにでもトップの位置にある人々はマス・メディアで見ることも多く
今多くの~殆どのマスメディアは権力のチェック機能を放棄していますから
知らないでいたら、その空気を吸って影響を受けることになります。
その影響を受けた人々の影響を別の形で私たちも受けることになります。
仮に戦争になったら、この国ではまず食糧危機に直面することは目に見えています。
今はジェンダー平等で女子のみいちゃんも、若い人が少ないのでしうこば~ばたちも
狩り出されることがないとは限りません。
経済政策も一般庶民のことは念頭にありません。

みいちゃんの家の中で
お父さんとおかあさんが、
これからは趣味の戦争グッズをそろえることにしたから
食費を減らす、みいちゃんは学校に行っちゃだめ、とか言い出したら
みいちゃんは、お父さんとお母さんに何と言いますか?

みいちゃんたちに戦争だけは体験させたくない、
もちろん私も戦争だけはイヤです。
他にもあらゆるシーンで課題山積、
40年前ならあり得ない非常識が大手を振って跋扈しています。
品格のなさ、常識の欠如、思いやりの欠落がまかり通っています。

この本、送ります。
この国の現代史(学校で習いましたか?)のキモ、
歴史はどのように捻じ曲げられるのか
私たちが見据えて学びとすべき歴史事実
この国のマスメディアの現況、
では私たちは何ができるのか、
声を荒げることなく,平静に語られています



問題山積、でもめげていない、あきらめることができない人々は少なくありません。
また、斬新なやり方を創造して新たな切り口で、社会を変えている人たちも
沢山います。
私も残された限りある時間を、子どもたちが安心してスクスク育つ世の中にしたい
その基礎の基礎を担おうとしています。

政治とは、私たち一般庶民が生きるか、それとも〇されるか、
その選択を一人一人がすること、その選択を表明することなのです。
みいちゃんは、生きるか、〇されるか、どちらを選びますか?

                             4/18 記