『イケてる❝方丈記❞~今日はホリデー』

1033/10000 2022 3月6日 日曜日
毎週日曜日は、ホリデーにしようとしています。
NHK-FMのアーカイブで、❝WEEKEND SUNSHINE❞に続いて
❝世界の快適音楽セレクション❞をかけて、
まったり繕い物や編み物をしたいのです。


☆ 今日はふと思い立って
種を買ってきて蒔きました。
三つの鉢にサニーレタスと葉大根です。
緑の濃い野菜を
これでまかなえるものではないのですけど
早春の楽しみです。
降る雪は柔らかく、空は晴れていても
風は寒いです。彼岸まではね。
あと半月です。

元気な緑はコリアンダーです。
地上部が枯れている鉢にも水をやってみました。
家の中ではもしばれないだろうから。

☆ 今週のハイライトは,
高橋源一郎さん現代語訳の『方丈記』です。
『方丈記』、訳して ❝モバイル・ハウス・ダイアリーズ❞!

・ 基礎なしの4畳半、超シンプルな造り
いつでも、どこへでも、すぐに移動できる。
台車が2台もあればオーケー。金もかからない。
(そうか、掘立小屋だったんだな)


・ 1177年・4月28日。風の激しい夜のことだった。
夜の8時頃、首都・キョウトの南東で火事があった。
シュシャクモン、ダイコクデン、ダイガクリョウ、ミンブショウ、
首都のランドマークたちが次々燃え上がり、
一晩で焼け落ちてしまったのだ。  
火もとは、ヒグチトミの交差点あたりだった。
仕事でやって来たダンサーたちが泊まる
ビジネスホテルから火が出たようだ。
(俄然ビビッドに伝わってきたぜ!)

・ あれは、1181年ごろだったろうか。
まる2年間、ひどい飢饉がつづいたことがあった。
朝廷は、こういうときには必ず「お祈り」をする。
それが「本業」だからだ。
今回の飢饉に対しては、
めったにやらないような 特別な秘法までくりだしてみた。
だがなんの効き目 もなかった。
餓死したものは、どのくらいいたのだろう。
数えてみると首都の半分だけでも、
実に 4万2300にもなった。・・・
飢饉で飢える人々の詳細・・・

相次ぐ大火事、飢饉、大地震
生きていくのはたいへんだ。
何が起こるか予想なんかできない、
人の目、人間関係、序列、 悩みは尽きない
どこで、どんな風に生きていけば、
安らかな気持ちになれるのか。
残念だがそれは、誰にもわからないのだ。

(下手な自己啓発本なんかより
よっぽど こっちの方がリアリティがあるな。
かえってやる気になるわ。
ここ70年のこの国と比べて考え込む)

ノウハウ本にも助けられてるけれど、
クリエイティビティを目の当たりにすると
ググっと気分が盛り上がる。
さあ、私もTAKE IT EASYでやってみるか、
とか そんな開放的な気分になりますわ。

池澤夏樹さん編集の 現代語訳日本古典文学全集、
図書館に並んでました。
無理しないでこの全集で
懸案の日本の古典文学に取りつこうと思います。

☆ 夜明けも早くなりました。
彼岸まで半月ですものね。
ソファにかける布を春ものに変えました。
この家から引っ越して
フレッシュな気分になっているところを
イメージしながら。