『第3の敗戦を阻止できるか』

1010/10000 2022 2月11日金曜日
毎週金曜日は、◆台所大事
食を中心に、衣と住も。
浪費を抑える暮らしの工夫も。


今日は政治の話です。
今日の夕ご飯なんにしようか?そんな感じで
政治の話をしましょう。

料理をするお母さんのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや


コロナ対策、マスク、ワクチン、
非正規雇用、物価の上昇 などの
暮らしの安全保障と
戦争か平和かの安全保障は
つながっていて
ひとつの問題である
というお話を
聞いてきました。


午前中に
こちらの講演会の参加してきました。
私なりに簡単にレポートしますね。
拙い言葉は私の表現です。
政治は苦手、とか言ってる場合でないですもの。
文責は荒木です。





今この国は
第三の敗戦を経験する危機にある。
第一の敗戦は、1945年、
太平洋戦争に完膚なきまでに敗戦した。
第二の敗戦は、2011年 3月11日 
東日本大震災と福島原発のメルトスルー、
第3の敗戦の可能性が、2015年夏以来
急速にスピードを上げている。
繰り返される 無責任の体系、非科学性
非倫理性、非道義性が
この国を席巻する勢いである。


この状況を知った上で
地方から、地域から
私たちの平和な暮らしを
作っていこう。
実現したい未来を
着々と実現している実績がある、

という元気の出るお話でした。


コンパクトに圧縮された
シンプルでわかりやすい、
しかもやる気の出るお話で
自前の学び舎、寺子屋プラットフォームの
参院選前の教材として最適だ!と思いました。
主催者さんにテキストとして使わせて頂けないか
とお願いしました。

テキストの画像のようです

  野党共闘を実現して勝利を重ねてきた
新潟の選挙レポート


『市民連合@新潟』は仲介役として
野党をつないできた。
政治をアートに、技、技術を駆使
立場を尊重して関係性を損なわぬよう
配慮に微調整怠らず
キャッチコピー、ロゴ、ポスター
デザインを担当
枠から飛び出す闊達な表現を尊重。

一寸先は闇、何が起こるかわからない
相手はあの手この手、なんでもやる
勝率9割の選挙プランナーがついている
内閣調査室はリサーチを怠らず。



② 今度の衆院選結果と今後の状況


市民連合が仲介役となって
立憲4党と政策協定をむすび
その効果はあった。しかし
野党共闘をめぐっての選挙総括は混乱している。

・ 立憲4党の政策合意VSファシズム勢力の躍進
という構図が眼前に 現れることとなった

・政府と、それに追従するマスメディアは
ネガティブ・キャンペーンで混乱させている。
野党共闘を恐れているからだ。

連合の共闘否定とあいまって
次回参院選で、全国的な
野党共闘はできないだろう。(と現時点では思われる)
北海道、青森、新潟、山梨、長野他の
連絡ネットワークがすでにできている
地方からつくって追い上げていく他ない。



自民党は戦争国家への道をひた走っている

全有権者の20%の支持しかない自民党では
世襲の 戦争を知らない世代が跋扈している。
新憲法の制定、敵基地攻撃力の保持を
あからさまにしてきた。
あまりにも現実と乖離している。
敵は真っ先に原発を攻撃してくるだろうし、
現代の戦争は進化しており
死ぬのは市民、兵士は死なない。
(佐々木先生は、『戦争』もご専門です)

自民党改憲草案は、一言で言うと
オヤジクサい、時代遅れである。
岸田政権は
憲法改正に向け精力的に取り組みを始めており
衆議院では改憲勢力が3分の2を超えている。



④ 日本国憲法のリアリズムを

知らなければならない。

・日本国憲法の平和主義を
お母畑とくさす人々がいる。
あなたは戦争のリアルを知っているのか?
兵士だけで310万人が亡くなっている
このリアリズムを。

中村哲先生のお言葉
『❝信頼❞こそ、最大の安全保障』

・日本国憲法の成立過程を知る必要がある
誰が、何を、だれに押し付けたのか?

・サンフランシスコ講和条約体制
 象徴天皇と9条の取引
 沖縄と日米安保条約の取引
(私、理解不十分、学習交流会でともに学びましょう)




⑤ 日本はもはや先進国ではない


失われた30年で日本は転落した。
GDP23位、労働生産性28位、平均年収24位、
国際競争力34位、相対的貧困率は2位
ジェンダーギャップも最下位に近い。

ひた走る戦争国家への道、ファシズムの台頭、
立憲主義の崩壊、オヤジの跋扈、経済危機
反知性主義、教育の崩壊
に加えて
コロナ・ウイルスに
地球環境の危機が迫っている。
若者の自尊感情は低く絶望と無力感に
支配されている。



⑥ 中央集権国家から、地域分散ネットワーク社会へ

地方から、コミュニティ・パワーを発揮して
自治による新しい体制、
日本の新しいイメージをつくろう。


エネルギーの自給からはじめよう。

アラブの豪族を儲けさせるのではなく
自前の無公害のエネルギーを
自給することから始めよう。
新潟ではこのプロジェクトを
企業とともに進めている。
原発をつくらなかった
住民自治国家デンマークには
内村鑑三以来学ぶところがたくさんある。

生きるに必要な4っつの要素
エネルギー食と農、教育、ケア
これらを自治によってまかなおう。

高度な教育を自前で作り
コミュニティを支え
下から民主主義を底上げしていこう。


⑦ 歴史教育と若者に向けたアピール
会場からの質問を交えて

・明治維新以来の歴史教育を
市民が取り戻す必要がある
「伝統」は近代につくられたものである。

・太平洋戦争後、国家として戦争責任を取る、
市民が取らせることがあったら、今のような
惨状は避けられたのではないか。
この作業をする必要がある。

・歴史修正主義が
言えてしまう社会になっている
 対話を重ねる必要がある

・今の教育では
政治、宗教、性の話はタブーと
なっている。
シニア世代がこの構造を知って
若い人とガチでやらなくてはならない。

(ふうう、タイヘンだな)

若い人たちが、
NOを声に出すことをしないのは
忖度しているから。
❝傷つけたくない、傷つきたくない❞
これは今の若者の「文化」になっている。
これでは反民主主義であり、
本当の民主主義ではない。

天下分け目の選挙戦、
今度の参院選に向けて
若者にどうアピールすればよいのか?


自民党は争点にはせず、
選挙後にパッとやりたい(だろう)
❝改憲は危険❞では若者には
難しくて退かれるだろう。

時給の低さ、非正規雇用、学費の困難他
間口を広くして
コロナ、気候危機、生活、医療の
生活の安全保障と
9条の平和の安全保障は一つである
と持って行く
(具体的にどう表現すればよいか
アイディアを出し合いましょう)

日本国憲法が活かされて来なかったことが
すべての劣化を引き起こしてきた。
(改憲発議を止めなければ大変なことになる)

民主主義は、消費するものではなく
下から、地方からつくっていくものである

支持政党に、がんばれ、よろしくと
言うだけではダメなのだ。




以上私の舌足らずの報告でした。
選挙のリアル、衆議院選挙、この国の現況
あたらしい国造り~外交、エネルギー
民主主義を地域と底から、と
広範に網羅、
それぞれポイントを圧縮した
(政治の苦手な私にも)わかりやすい
しかも元気の出るお話でした。
佐々木先生の息遣いまでは
伝えることができません。
主催者さんからの連絡を待って
できる限り多くの人に
伝わるようにします。なお
不特定多数への拡散は厳禁です。

外交の新たな軸をつくる、この問題はメモしておらずこのパワポでどうか。