『ピーター・バラカンさん@帯広 ホテルNUPKAー土曜の朝はホリデー気分』

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毎週土曜日の朝は、NHK-FMで“WEEKEND SUNSHINE”に続いて“世界の快適音楽セレクション”を聴きながらまったりすることにしています。このところいつからか、聴きながらまったり、ではなくて、かけてあれこれやっていることが多くて、でもこの二つの番組はかかっているだけで安心なのです。聴き始めておよそ20年になります。

☆ 昨日の夜は、楽しみにしていた “WEEKEND SUNSHINE”のピーターさん@帯広でした。パートを早退して支度して会場のホテルNUPKA迄歩いて行きました。

歩いて行ったのはこの帽子をかぶっていったからでもあります。一年に一回も使わないときもあります。

6時半からと思って出かけたら7時半からでした。ゆっくり待っているのっていいですね。会場に身体も慣れてなじむ時間になりました。音が大変にいいよね、と友達に話しかけたら、音響のスペシャリストさんが手作りの由緒あるスピーカーであることを丁寧に教えてくれました。

このスピーカーが左右に二つ。LIVE並の臨場感です。ストーブはたいていません。スタッフさんに寒いと言ったら換気をしないわけにはいかない、毛布がありますとのことでした。確かに。

ピーターさんの、ROCK and TALK,今回は、出たばかりのご本、『Taking Stock ぼくがどうしても手放せない21世紀の愛聴盤』から、気のおもむくままに選んでの二時間でした。一曲目はこちらからです。

ひけらかすでもないピーターさんの詳細なお話は、くすっと笑えるエピソードを交えてとっても楽しい。

会場からのリクエストに応えてJONI MITCHELL は “SHINE” を。人間が壊しまくっている地球への祈り、といった内容だそうです。深い迫力です。

85歳を超えてアルバム、それも良質の、を連発しているWillie Nelson, トシを重ねなければ言えない年寄りの ま、いっかという気持ちの一コマを歌っているそうです。

休憩時間に10分かかる曲をとかけてくれたのは、たしかDerek Trucks Bandだったと思います。Derekは学校にはろくに行っていないのにジャケットには深い言葉の引用をしていて沢山の本を読んでいるようだ、とファン垂涎のお話でした。

英語のヒアリングができないので字幕が大好きなのです。ピーターさんは意訳+解説もして下さいます。まことに重宝な弁士つきで、合計20曲くらいはかかりました。どれもこれも素晴らしく、だんだんと曲に拍手が湧いてきてもはやLIVE会場です。その中で私にとって今回最もワンダフルだったのはこれです。

この世にこのように素晴しいギターが弾ける人がいるなんて!もうレコードを買おうとは思わなくなって久しいのに、このアルバムは欲しい!です。

あっという間に豊穣の至福の時間が過ぎました。蛇足ですけれど、この地球と人類の完全崩壊に拮抗しているのは人間による、神様もビックリの文化活動に違いないと昨夜も思われたことです。ご本にサインをして頂いて写真を撮ってもらってミーハーぶりを発揮して7日月夜の道をとことこ歩いて帰りました。

私の顔って、こんなに丸い!?

☆ 話変わって今週はまたいろいろと秋の恵みがやってきてくれました。

山形の姉からリンゴです。素晴らしく美味しいです。暮れまでもつかな?
幕別の友達より。小笠原農園さんのエリンギです。
共働学舎さんのニンジンです。毎年お願いしています。ニンジンは越冬難しい。気をつかいます。

なんとホウの木の種です。札幌圏まで来道していた東京の友達が送ってくれた北海道産です。鞘はほのかにホウの木の香りがします。一度カビさせてしまったことがあるのでファンヒータ―の上で乾燥させました。春になったら撒いて、大きくなったら土地のある友達のところに里子に出します。ホウの花の咲く庭、想像しただけでどきどきします。

ここ数日寒さが緩んでいます。30年前は11月も10日には-10度まで下がって10~30cm雪が降る年もありました。真冬を前に次の季節の春が冬の中に隠れるでもなくあちこちに顔をのぞかせています。

キダチベゴニアに今年は5つも花が咲きます。うまく撮ってまた載せますね。