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❝週一、今日は休みの日❞、皆さま、そうしていらっしゃいますか?
日曜日を休みにするのが難しい方もきっと多いですよね。かく言う私は、
メリハリつけて、毎週日曜日は一日NHK-FMの “ WEEKEND SUNSHINE ” と “世界の快適音楽セレクション ”をアーカイブで聴きながら、繕い物や編み物をしてかけてまったりするペースに近づけていこうとしております。日曜日は、このブログもゆるネタでリラックス・デーです。
暑い日が続きます。今日は一日雨降りで天水も満タン、蒸しています。
この雨のあとは再び30度以上の日が続く予報です。
雨の前に麦刈りは終わったようでよかったです。
北海道全体がこれまでなかった暑さに見舞われています。
さて木曜日に樹木の観察会に参加しました。
今日はこの報告を致します。
参加者は約15人、週日の午前ですのでやっぱり60代以上、まわったのは五か所です。
案内して下さるのは、市役所の花と緑の課の若手スタッフさんと。帯広市緑の健康診断員さんです。
帯広市の保存樹木は13ありました。そのうち3本が倒木他の事情で指定解除になっています。今日はそのうちの5本をまわります。
一番目は、市役所の南側の駐車場の東側の歩道沿いのイチョウの木でした。
秋に美しい黄金色の紅葉で足が止まる木です。この木は帯広市役所の変転を共にしてきたのでした。人通りが多いので安全上枝を伐採しなければならないのがちょっと寂しいです。
2番目は、いつもスロー・ジョギングのとき挨拶する さかえ公園のポプラの木です。
このブログにも何度か登場しています。
木のまわりを計ったら約480cm、直径は約160cmというところでした。推定樹齢はすでに120年、北海道の保護樹木にも指定されています。危険なので平成25年に剪定して切り口に防腐剤を施しています。
この立派なポプラの木は、開発が進み自然が減っていくのを憂いた当時の十勝支庁長が、植林を提案したけれども賛意を得られず、ただ一人渡辺勝さんだけが賛成して植えられた3本のうちの一本なのでした。
それとこの公園の築山は防空壕の跡と知りました。
3番目は、中央公園のカシワの木です。
実はこのカシワの木の脇に帯広小学校があったのです。50年間帯小を見まもっていました。
木の間から太陽を求めて南側に傾いでいます。左の灰色の棒ははしご状の支えです。幹も大きく裂けてしまっており枯れてしまわないように手当をしています。
スロー・ジョギングで通るのに、このカシワの木は殆どスルーしていました。間近で見たのは初めてです。
3番目は図書館のマユミの木です。
いつも通るのに気づきませんでした。
帯広の開拓者依田勉三さんの家に植えてあったマユミの木なのです。移植で消耗して幹が割れてしまっており、マユミの実も少ししかついていません。この木も枯れないように手当をしています。
4番目は、行きたかった稲田浄水場のはるにれ公園のハルニレの木でした。
友達のMさんの家も見えます。Mさんは、この木が見えるのでここに家を建てたのです。帯広最大の樹木です。
大正時代 岐阜からきた開拓に来た人々は山の神として祭っていました。
推定樹齢は200年、木の高さを測ったところ約19m、根っこは木の高さを直径か半径?にしたくらい張っているので公園全体に張り巡らされているそうです。木のまわりは約5.5m、直径は約1m80でした。
最後の5番目は、大通り公園のヤチダモの木です。
この木もこのブログに登場しています。スロー・ジョギングのコースのゴールのひとつになっているんです。
この木は、帯広の都市計画で設けられた火防線の真ん中に位置しています。
ヤチダモの木は木々の間を縫って真っすぐ上に高々と伸びているものが多く、このように下から枝が伸びているのは珍しいとのことです。
公園の中の遊歩道がふくふくしていて心地いいのは、チップを敷いてあるからで、飛ばないように接着剤を混ぜているかもとのことでした。たぶん元営林署のベテランの方が教えて下さいました。
こちらはヤチダモの種です。沢山の種が風で運ばれてそのうちのわずかなものが芽を出して生長します。教えてもらってはじめて気が付きました。
イチョウ、カシワ、ポプラ、マユミ、ハルニレ、ヤチダモの木、それぞれに解説がありました。
自然観察会、行ってみるものですね。
何気に見てるだけでは気づけないことを数々教えて頂きました。
それぞれの木に歴史があり、この土地 帯広とと共に生きてきたのか!とはじめて知りました。人間だけで生きているのではないんだな、そんな感じです。
大切な木は手当てを施し長生きしてもらえるように専門の方がケアなさっているのでした。
帯広という土地とまた一つファミリアになった気がしました。
今日は、木曜日の帯広市役所の 花と緑の課さん主催『歴史のある木を学ぶバスツアー』の報告でした。