『正月が終わる』

975/10000 2022 1月7日金曜日
毎週金曜日は、◆台所大事
食を中心に、衣と住も。
浪費を抑える暮らしの工夫も。



正月料理、もうないですよね。
今日は7日、我が家の年越し正月料理も
残ったのは酢漬けだけとなりました、
赤カブ、レンコン、大根と人参のなますです。
今年は思い切り
規模を縮小したつもりだったのに
けっこう持ちました。



なんとか11日の鏡開きまでは
買い物に行かないぞ!

気張ってます。
昆布巻きの身欠きにしんの残り、
息子がどこかからもらってきた鹿肉、
それに卵とあるし、
豆も去年のが味噌をつくれるくらい
まだあります。


今ふっと思い出しました。
わが家は1960年に
県庁所在地に引っ越しました。
近所で一番仲良しの武田のおばあちゃんも
同じくで、
うちのお母さんとよく行き来しては
お茶飲みしてました。

その武田のおばあちゃんが言ってました
買い物がイヤで、と。
県庁所在地に引っ越して
息子夫婦は共働き、
買い物はばあちゃん、
になっていたのですね。

家庭菜園(なんて言葉もなかった)で、
近所からのもらい物に、町の八百屋で
まかなっていたのに
スーパー・マーケットが出始めのころで
買い物かごを持ってばあちゃんは
スーパー通いに変わったのです。
自分の住む土地、土から、
人からも離されて
毎日食べるものが背景と根っこを
なくしてしまったのです。

おばあちゃん_スーパーでお買い物 17105035



それが、武田のばあちゃんの
買い物がイヤで、の
言葉になっていたんだな、
いまふっと思い出しました。




暮れから10日、
買い物に行かないで済んでいる分
心がホッとして
豊かな気分になっています。
年末年始の食べ過ぎとは
別の豊かさです。

根が地味な私の正月7日でした。



東の友達の毎年恒例豪華絢爛全部手作り。
この記憶で一年もつわけです。