『揺るぐことのないホームベース』

836/10000 2021 08 20
毎週木曜日は、◆子どもらに寄せて 
次の世代とわかちあいたいと願われることが浮かんでくるトシとなりました。
そのことをあらためてメモ書きしていきます。あい間に私の来し方、自分史も入れます。


生きていることの中身を表にまとめた この表を見ながら、
子どもたちに伝えたいことをメモ書きしています。

今日は、ちょっと飛びまして、
コミュニケーションのうち、大切なことをお話ししましょう。
今読んでいるこの本の中で、大きくうなづいたところがあったからです。
ホットなうちにお伝えしますね。

戦後民主主義時代の空気だけでは間に合わない時代に宮台さんが迫ります。

『仕事は仕事と割り切った上で、「願望水準」(自分が心の奥底で何を望んでいるのか)に支えられた入れかえ不可能な人間関係を作り、それを、君が君にもどることができるホームベースにしよう。そういうホームベースがあれば、仕事が期待外れだったり仕事で失敗しても、大したことじゃなくなるだろう。』(ゴチック体は私)

そう、ソウルメイト=親友や、心の師、それに家族が入ることもあるでしょう、
「入れ変え不可能で、なにをやっても誤解曲解、嫉妬されることなく、評価が下がることのないホームベース」が、あなたにはあるかしら?


 わが一族のひとり孫姫にはどうかこのホームベースをもってくれるようにと、婆は密かに祈っています。私はおかげさまで恵まれました。
 山形から東京に出て、4年の間に1人の師と、一生かけても絶対に追いつくことのできない人に出会えたのです。そう、骨董屋の小僧には本物しか見せない、そのような出会いです。
 かれこれ40年来の友達が1人、30年以上が2人、SNSを通じて去年出会った会ったことのない人が1人います。欠点も何も気になりません。
 東京時代に出会った同時代できたなかまたちもそうです。
 今では、父と母、6人の兄弟のうちには疎遠になってしまったひともいるけれど、やっぱりホームであったとしみじみとする年齢になりました。

 混乱してへっ込み、疲労困憊、心痛に身体の不調、なにがあろうと、私には帰る場所があったのです、それが心の、であるとしても。
 判断力、俯瞰力、人を見る目、乗り越えて生き続けようとする生命力を、このホームベースから与えられ続けているのです。
 私が私にもどることができるホームベースです。


 あなたにも、このホームベースがありますように。
 孫姫とお若い方々にはよい出会いがあるようにと心から祈っています。
 

駅北の舗道の大きな鉢の植え込みにて。
名前?っです。