『朗読したくなる本』

743/10000 2021 05 19
毎週水曜日は、◆読む・書く・話す
コミュニケーション全般を含みます。

東京の息子が、ラジオで聴いたから、と送ってくれたこの本、
声に出して朗読したくなります。

『おまえはふたつの世界の境目にいる。
 ひとつは消えそうで、もうひとつはこわれつつある。
 その間で、おまえならではの道を見つけなさい。
 愛を忘れず、おまえがおまえである幸せを抱きしめて
 瞬間ごとの味わいを
 人と交わる喜びを
 ときに変わる勇気を
 分かち合うことを、そして、ユーモアを忘れないで。』


『私の腕という壁のなかで、どうか温かいままで
 あとほんの何年かだけでも
 世界の厳しさから我が子を守る壁で守る壁でいさせて』


『あなたはブレーキじゃなく、私のエンジン。
 あなたは重荷じゃなく、幸せをもたらしてくれる私のお守り。』


『でも、あなたが私の腕の中でお乳を飲んでいるとき、すべてが止まる
 そして、すべては大丈夫だと感じるの。』


 『あんたが寒いと、母さんはものすごく寒い』

 

  

いかがでしょう?
この辺でやめておきますね。

世界中の母のきもちが、感情が過ぎることなく 心の襞がそのまま絵と言葉にになっています。
自身の母であることの初心がよみがえります。

子どもとともにあることで訪れる 大きな喜び、ちょっとした笑い、
子どもへの 期待、願い、何にもまして祈り
そして 行き違い、悲しみ、不安、恐怖、喪失も、
言葉が短く静かなので、心にしみいってきます。
何人かで輪になって、読みあいっこしませんか?