『不治の病』

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毎週日曜日は、◆素敵にエイジング
 今日は不治の病で逝った友人知人を偲びます。懐かしい友達に代わって生かされている、そう思えるトシに少し近づいてきているようです。

 おととい友達と喋っていたときこの秋に帰天した友達の話になりました。そのときふっと治ることのない病気におかされて亡くなった人々が浮かんできました。
 小脳脊椎変性症だった親友、最後に会いに行ったときのことがよみがえります。
 脳幹に癌、仲よしのお世話になっている方のお身内の方、極力延命をはかることしかできないと知りました。
 膵臓癌、見つかりにくく見つかったときは、極力延命をはかることしかできない。
 息子の同級生の兄弟ふたりは筋ジストロフィーで施設のある土地に引っ越して行きました。
 交通事故で突然亡くなったなかまの人・・・
 
 私の人生に決定的な影響を与えて下さった先生方もいつか全員黄泉に還られました。亡くなられた時の様子は意識に上がらなくてもいつも胸の中にあります。おひとりおひとり胸がいっぱいになります。

生きていることを当たり前とも思うこともせずに勢いで行けたころは神さまも呆れ顔で守ってくれているのでしょうか。自然食に出会って意気揚々としていた自分、あのころ私は20代でした。私の食養の先生も仰っていました。『若いときはなんでも治せると思っていた。今はおそろしくてとてもできない』と。

いくら気をつけていても病気になる時はなると知らされていたことを、友達と話しながら今更ながら思い出しました。こうして生きているのは先に天に帰った友達、先生方、父母姉たちをはじめとして無数のたましいに支えられてのことなんだ、そんな気がする冬至の夜です。

昨日の夕暮です。日高山脈がクッキリ。今朝は-15度まで冷え込みました。