『家から、あの世に引っ越したい』

毎週日曜日は、◆ステキにエイジング、

今日は、あの世へは自分の家から、という希望です。

★ 恵庭の幸枝ちゃんのお父さんが亡くなった。86歳、胃癌だったとのこと。

病院が嫌いで病院に行かず、癌とわかっても病院の治療を受けることはなかった。

痛みはなかったという。日頃の想念がよい、まっとうだったからね、と思うのは私だけではなかったそうだ。

夕張炭鉱で配線の仕事をしていたが炭鉱がダメになる前に、労災で怪我をしたこともあって夕張を離れて恵庭に引っ越した。幸枝ちゃんは、まさに“炭住育ち”という感じ。炭住のことを覚えているか今度聞いてみよう。

(炭住、一度だけ訪れたことがある。北九州の中間市。1972年かな?組合の事務所は整理の事務にあたっていた。巨大な共同風呂、市場、延々と続く平屋の住宅、どの家にもイチジクの木があり取って食べたら怒られた)

ご自宅で行政の週末ケアの方のお世話を受け、おばあちゃん、娘たち息子さん、孫たちに見守られて穏やかに旅立ったとのこと。

よかったな、なにか幸せな温かい気持ちになる。友達のお父さんがこんなに穏やかに亡くなったことに。地道にまっとうに、そして釣り、家庭菜園と楽しんで生きた方だから。

★ いつも思い出している。私の人生を決めて下さった(と私が思っているだけです)師匠の方々の死を。それぞれに壮絶だった。担わなければならなかったであろう課題と役割の巨大さを想像しようと試みる。

★ 『黄泉に還るときは自宅から』自宅でなくてもいい、自分の場所だと感じている場所からと願っている。生物的な感覚です。手続きがけっこうあるらしい、これも幸枝ちゃんにきいておこう。

幸枝ちゃんファミリーのお父さんのご冥福を心から祈っています。