『山登りをしていた』

毎週木曜日は、🔷子供らに寄せて

今日は母の来し方のことで、山登りのことです。

★ 生まれつき自然が好きで、山形市にいる間、よく山に行った。

蔵王連邦の笹屋峠の優美なラインを彼方に見て、

笹屋峠に最初に足を踏む時は、家から歩き通す、と決めた。

12㎞を往復歩き通した。薄いソックスにズック靴、豆だらけとなった。

★ 横山さんという方の初心者のための登山読本を買い込み、熟読、テキストにして登った。

笹屋峠にはそぼの後何度か行ったり通ったりした。

蔵王山はよく行った。

宮城側になる谷に、かもしか温泉という山小屋があり、夏の終わりから冬の始め迄いたことがある。

小屋の秋田犬と一緒に、山中を庭の如く歩いた。

★ 鳥海山に一回、月山には二回登った。満天の星、美しいお話畑に夢中になった。

葉山では、雷が鳴り出し、恐ろしくて恐ろしくて全身逃げ帰った。全身ずぶ濡れだった気がする。

★ 一番行きたかった、朝日連峰、飯豊連峰には行けなかった。地味で深いイメージだった御所山にも。

たいてい友達と登った。ひとりで行ったときは恐かった。

★ 山形を後にしてからは、屋久島、北海道に来てからは白雲山と、北の○○湿原くらい。信州にいたときは里山暮らしで、里山を歩く毎日だった。

★ 10年前膝がイマイチになったのでハードな歩きはもう無理だけれど、ロープウェイに乗って行けるところ迄行ってちょっと歩くのもよさそう、若い人と一緒にね。

十勝のまもり、日高山脈は仰ぎ見るのみ。見えている最高峰は十勝幌尻岳。