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毎週日曜日は、◆素敵にエイジング
昨日土曜日と今日の日曜日の出来事をエッセー風に書きます。
☆ 昨日のNHK-FMの “WEEKEND SUNSHINE”では、ピーター・バラカンさんが、年とっても元気にチャレンジして活躍しているミュージシャンの曲を特集してかけてくれました。75歳、87歳、90歳でニュー・アルバムを出しているにです。お手本です。できる限り近づけるようにと心の中で祈りました。
☆ 今日の午後、本や音楽を仲立ちにして皆で集まれる場所を準備中の『発酵工房 のんびり屋』さんに連れていってもらいました。“ブック・マンション” なる持ち込みの “ミニ図書館” に入居する本を朝仕事で段ボールをあけてチョイスしたのをひと箱持参しました。
お父さんが設計手作りした心なごみほっとする、本当にcozyなお家でした。
家中に数々の本棚があり、楽器もピアノ、カホン、バイオリンと揃っていて、薪ストーブが居座っていて、立体的で住む人が動きやすく心が通い合う設計に、深いところから感動が湧いてきました。“昭和”のなつかしいコレクションがそこここに居場所を与えられてぴったりなじんでいます。
その上おかみさんはなんと実は “ピアニスト” で、「本を読んでいる人がいて自分がピアノを弾いている、そんなことがやりたかったのよ」とそうしてくれました。木造の家なので音も抜群です。
本を持って行った私たちは、本を入居させる準備を大きな机でしていました。その準備のための文房具と配慮がまた微に入り細にわたりきめ細かくてまたまた感動です。
おかみさんとは30年以上のおつきあいになります。夕方お茶を頂きながらよもやま話になりました。歳とることによる不調、膝、股関節と足腰が弱ることの事実と実感、更年期の日光湿疹(私は20年ほど前の数年ひどい日光湿疹でした)、エイジングによる故障、病気が生きることを深くある部分楽にしてくれる真実の実感など淡々と語りあいました。
できることが限られてくるからやることを厳選してしぼること、自身に負担をかけ過ぎないこと、一緒にいる人たちと心地よい時間を過ごすこと、先にトシをとっている自分の役割を知ることなどなど二人の口から同じ言葉が出てきました。
お互い30年の年季は隠せずしみじみとしかも感傷抜きに話せる年になっていました。暮らしをもっと丁寧に美しくしなくちゃな、と大掃除やる気を胸に、澄んだ夕焼けの中を帰ってきました。日高山脈がほぼ全景を見せていました。